昭和と平成のアニソン十傑




『アニソン総選挙2020』という番組が放送されると知った時点で、「今やるならどうせ2〜3位に『紅蓮華』入って、放送3〜4年しか経ってないアニメの歌がゴロゴロ入って来るんだろ」と思ってたら、意外と由緒正しい名曲が入っていてちょっと胸を撫でおろしたオッサンヲタクです。『インフェルノ』の10位は癇に障りましたが、一方で『ようこそジャパリパークへ』が入っていないのは、正しいっちゃ正しいけど、若干諸行無常な響きもあるなぁと思ったり。


で、そっから『平成アニソン大賞』とか色々読みながら「自分が昭和と平成でそれぞれ代表になるアニソン10曲選んだとしたら何になるかなぁ」とアレコレ考えるのが楽しかったので、せっかくだからテキストにまとめてみます。


ちなみに、これを書いている間に『炎』がレコ大受賞して「うぅ〜ん…」と感情がどういうリアクションをすれば良いのか悩みました。


尚、10曲選んだってだけで、特に順位は付けてません。そこまでやると心が苦しくなるので、書きたくなった順の順不同です。



『アニソンの定義』について



『アニソン』とは『アニメソング』であり、アニメで使われた歌は全部アニソンなのですが、そこから昭和と平成の十傑を選定するにあたって私が最も大事にしたのは、「正しく良いアニソンであること」です。


歌詞が良いとかメロディーが良いというだけでは単なる「出来の良い曲」に過ぎないワケで、「正しく良いアニソン」とはそれに加えて、使われたアニメ作品の主題や内容を含み、作品と曲が互いを補完し高め合う事が重要だと思います。アニメを見て曲を歌いたくなり、曲を聴いてアニメを思い出すというのが理想の関係だと思うのです。


「CDが売れた枚数」や「カラオケで歌われた回数」という数字の大小は単純明快であるが故に優劣を決める際に高い説得力があると思いますが、それは必ずしもアニソンとしての評価とイコールでは無いです。例えば、『およげ!たいやきくん』は日本一売れたシングル曲ではありますが、童謡ではあってもアニソンかと言われると正直違う気がします。同様に、『愛しさとせつなさと心強さと』は200万枚以上売れた超有名曲ですが、私の感覚からするとアニソンとしては大した評価には値しません(実際、上記の総選挙2020ランキング上位にも入って来ないし)。「曲単体としての評価」と「アニソンとしての評価」は別物だと私は強く主張します。


では、それを踏まえてまずは昭和十傑へ。


平成十傑はこちら。

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